03工場探し・発注更新 2026-09-02読了 約6

OEM仕様書の作り方工場に何を伝えればいい?

仕様書は工場のためではなく、後から「どちらの責任か」を判断するための資料です。数値と許容差が入っているかで質が決まります。

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目次7
  1. 01仕様書は責任を切り分ける資料
  2. 026ブロックで構成する
  3. 03曖昧な表現を数値に置き換える
  4. 04許容差の決め方
  5. 05図と写真の使い方
  6. 06改訂の管理
  7. Q&Aよくある質問

01仕様書は責任を切り分ける資料

仕様書は工場に説明するための書類というより、後から「指示どおりか」を判定するための資料です。数値と許容差が入っていない仕様書は判定に使えません。書式は自由で、表計算ソフト1枚でも機能します。

026ブロックで構成する

ブロック書く内容
1. 概要製品名、用途、数量、希望納期、版数と日付
2. 寸法測定箇所を図で示し、各寸法に許容差(±)を付ける
3. 材料素材名、混率、厚み、品番。代替可否も明記
4. 加工・仕上げ縫製仕様、プリント方式と位置、表面処理
5. 表示・梱包タグ、ロゴ位置、品質表示、個包装と外装
6. 検査基準検品方法、抜取り数、許容不良率、限度見本

03曖昧な表現を数値に置き換える

避ける表現書き換え例
しっかりした生地綿100%・16番手・度詰め天竺・目付200g/㎡前後
ロゴは大きめに幅120mm・前中心・襟下80mmの位置
きれいに縫製縫い代1cm・ステッチ間隔3mm・糸番手60/3
少しゆったり身幅を実寸56cm(±1cm)
自然な白PANTONE 11-0601 TCX 相当。色見本を送付

04許容差の決め方

許容差は厳しすぎれば単価が上がり、緩すぎれば不良の判定ができません。

  • 重要な寸法(着丈・身幅など見た目に出る箇所)は ±1cm 程度
  • 副次的な寸法は ±1.5〜2cm でも実用に耐える
  • 樹脂・金属加工は用途から必要精度を逆算する(嵌合部だけ厳しくする)
  • 色は色番+実物見本+「許容する差の範囲」を言葉で補足する

05図と写真の使い方

文章より図のほうが誤解が少ないため、次の3点は画像で添えます。

  • 寸法図(測定箇所に番号を振り、表と対応させる)
  • ロゴ・プリントの配置図(基準点からの距離を明記)
  • 参考現物の写真(近い既製品の該当箇所を拡大)

06改訂の管理

チャットで合意した変更も、必ず仕様書へ書き戻して版数を上げ、変更履歴を1行残します。工場が持っている版数を確認してから量産に入ります。反映されていないと、量産品がどちらの指示に従ったのか判断できなくなります。

検査基準の詳細はOEMの検品とは?、トラブルの防ぎ方はOEMでよくあるトラブル10選で扱っています。

FAQよくある質問

仕様書に決まった書式はありますか?

業界標準はありません。寸法・材料・加工・表示・梱包・検査基準が数値で書かれていれば機能します。

工場が仕様書を作ってくれることはありますか?

サンプル後に工場がまとめる場合があります。その場合も内容を確認し、発注側の承認記録を残してください。

仕様書と見積もりはどちらが先ですか?

概算見積もりは仕様書なしでも取れます。正式見積もりと量産の前には必要です。

英語や中国語に翻訳すべきですか?

海外に発注する場合は、数値と図を中心にした資料にし、重要項目だけ翻訳を付けるのが現実的です。