02費用・ロット更新 2026-09-02読了 約5

MOQとは?OEMの最低発注数量をわかりやすく解説

MOQは値引き交渉の対象ではなく、材料と段取りの下限です。仕組みを押さえると、無理なく下げられる部分が分かります。

000%
目次7
  1. 01MOQとは最低発注数量のこと
  2. 02MOQ・ロット・SPQの違い
  3. 03工場がMOQを設ける理由
  4. 04色数・サイズで実質のMOQは増える
  5. 05MOQと単価の関係
  6. 06MOQを下げる交渉材料
  7. Q&Aよくある質問

01MOQとは最低発注数量のこと

MOQ(Minimum Order Quantity)は、工場が1回の注文で受けられる最低の数量です。単価表の下限であると同時に、材料の最低購入量と段取りの採算ラインを示しています。

02MOQ・ロット・SPQの違い

用語意味
MOQ受注可能な最低数量MOQ100=100個以上で受注
ロット1回の生産単位ロット100=100個単位で生産
SPQ梱包の最小単位SPQ24=24個入りの箱単位
MOA最低発注金額MOA10万円=金額で下限を設定

03工場がMOQを設ける理由

  • 材料の最低購入量:生地は反、樹脂はkg、糸はコーン単位で仕入れる
  • 段取り時間:機械設定・版交換・色替えは数量に関係なく発生する
  • 生産枠:1日の稼働枠を小口案件で埋めると採算が合わない

04色数・サイズで実質のMOQは増える

見落とされがちなのが、MOQが「品番ごと」「色ごと」に設定される点です。合計数量が足りていても、内訳が下限を割ると受注できません。

条件合計数量実質の必要数量
1色1サイズ・MOQ100100100
2色1サイズ・色ごとMOQ100100200
1色4サイズ・サイズごとMOQ30100120

数量を増やせないときは、色とサイズを絞るのが最も効きます。

05MOQと単価の関係

多くの工場は数量帯ごとの単価表を持っています。MOQちょうどの単価が最も高く、次の数量帯で段のように下がります。段取り費が薄まるMOQの2〜3倍で1〜3割、材料の最低購入量を超える数量で値下げ幅が最も大きくなるのが一般的な形です。見積もりでは数量を並べて出してもらいます。

06MOQを下げる交渉材料

  • 色・サイズを絞る(実質のMOQを下げる)
  • 工場の在庫材料・標準仕様から選ぶ
  • 納期を工場都合に合わせる
  • 年間の合計数量と再発注の見込みを提示する
  • 初回のみ小ロット、次回から通常ロットという条件を提案する

少量で作る方法は小ロットOEMとは?、単価の構造はOEMの費用はいくら?で解説しています。

FAQよくある質問

MOQとロットは同じ意味ですか?

ロットは1回の生産単位、MOQはその下限です。「ロット100」は100個単位での生産、「MOQ100」は100個以上で受注可能を意味します。

MOQは交渉で下げられますか?

色数を減らす、標準材料を使う、納期に幅を持たせるなど、工場の負担を下げる条件と引き換えなら下がることがあります。

MOQが書かれていない場合はどう確認しますか?

希望数量を伝えると、受注可能な下限と数量帯ごとの単価が返ってきます。

MOQを超えて発注すると単価はどれくらい下がりますか?

品目によりますが、数量を5倍にして3〜5割下がる例があります。数量帯ごとの単価表で確認します。