01OEMの基本更新 2026-09-02読了 約6

OEMの依頼方法見積もりから納品までの流れを初心者向けに解説

OEMは特別な手続きではなく、決まった順番で条件を固めていく作業です。全体像を先に把握しておけば、初回の問い合わせから量産までで迷う場面はほとんどなくなります。

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  1. 01OEM発注の6段階
  2. 02相談前に決めておく4項目
  3. 03見積もり依頼に書く内容
  4. 04サンプルから正式発注まで
  5. 05量産・検品・納品
  6. Q&Aよくある質問

01OEM発注の6段階

OEM(相手先ブランド製造)の依頼は、呼び方の違いはあってもおおむね次の6段階で進みます。最初に準備するのは1段階目だけで十分です。

  1. 1

    問い合わせ・相談

    作りたい物、数量、希望予算、希望納期を伝える。この4点が揃うと概算が返ってくる。

  2. 2

    見積もり

    単価・最低ロット・初期費用・納期が提示される。条件を揃えて2〜3社で比較する。

  3. 3

    サンプル製作

    仕様どおりに作れるかを実物で確認する。修正は1〜2回を見込む。

  4. 4

    仕様確定・正式発注

    量産と同条件で作った最終サンプルを承認し、発注書・契約を交わす。

  5. 5

    量産・検品

    生産後、合意した検査基準で検品。数量・外観・寸法を記録に残す。

  6. 6

    納品・支払い

    受入検査を行い、問題がなければ支払う。

所要期間は国内・小ロットで1.5〜3か月、海外を含む場合は3〜5か月が一般的です。工程別の日数はOEMの納期はどのくらい?で扱っています。

02相談前に決めておく4項目

工場が最初に判断するのは「自社の設備と生産枠で受けられる条件か」です。次の4つが決まっていれば、初回の返信で概算が返ってきます。

  • 作る物と仕様の骨格(材質・サイズ・色数・加工の有無)
  • 数量(初回ロットと、継続するなら年間の見込み)
  • 予算(売価から逆算した目標単価。上限だけでも可)
  • 納期(いつ必要か。商戦期があれば日付で)

03見積もり依頼に書く内容

長文は不要です。次の並びで箇条書きにすれば、見積もり依頼として成立します。参考画像やラフスケッチを添えると精度が上がります。

項目書き方の例
作りたい物オリジナルロゴ入りの綿100%Tシャツ(半袖・5.6oz相当)
数量初回100枚(S/M/L各30〜40枚)/年間600枚見込み
仕様前面に1色シルクスクリーン、首元に自社ネームタグ
予算1枚1,200円以内(タグ込み)
納期10月20日必着(サンプルは9月中旬まで希望)

04サンプルから正式発注まで

サンプルは1回で決まらない前提で組みます。1回目で素材と寸法、2回目で色と仕上げ、と確認項目を分けると修正が収束します。量産直前には、量産と同じ材料・設備で作った最終サンプルを承認しておきます。詳しくはOEMのサンプル製作とは?

正式発注で決めるのは、数量・単価・納期の起算日・支払い条件・検査基準・不良時の一次対応・型やデータの所有権です。条項ごとの考え方はOEM契約で確認することで扱っています。

05量産・検品・納品

納品後は、受領したら遅滞なく検数と検品を行うのが原則です。事業者間の売買では、不適合を見つけたら直ちに通知しないと請求できる内容が制限されるため、受入検査は後回しにしないほうが安全です。方法はOEMの検品とは?、不良が出た場合はOEMで不良品が届いたらどうなる?を参照してください。

FAQよくある質問

OEMは何から始めればいいですか?

作る物・数量・予算・納期の4点を決め、近い製品を作っている工場に問い合わせます。仕様が固まっていなくても、この4点があれば概算は出ます。

見積もりは何社に依頼すべきですか?

2〜3社が現実的です。それ以上は条件を揃えて比較する手間が増え、判断が遅れます。

契約書は必ず必要ですか?

法律上は必須ではありませんが、品質基準・納期・支払い・知的財産の4点は書面に残しておくのが実務上の基本です。